BDS2006/BoostC++を導入する(2)

以前に苦労してインストールしていた頃とは状況が変わってきているので、今現在のインストール方法をメモしておこうと思います。

目次

準備

この時のPC環境は、WindowsXP Home Editionです。

https://sourceforge.net/projects/boost/

ここから以下の2ファイルを落としてきてそれぞれ解凍します。

  • boost_1_35_0.zip
  • boost-jam-3.1.16-1-ntx86.zip

前者がboostのソース。後者がbjamというツールです。高度なMAKEを行うためのツールのようです。

手順

  1. 展開したbjamをboostのソースを展開したフォルダへコピーします。
  2. コマンドプロンプトを開き、boostソースフォルダへ移動。
  3. bjamコマンドを実行。
C:\boost> bjam --toolset=borland link=static,shared release debug stage

このオプションだとINCLUDEやLIBフォルダに自動追加されませんので、手動でコピーします。

include\boostフォルダ配下を、$(BDS)\INCLUDE\boost_1_35_0\boost 配下へ。stage\libフォルダは以下を、$(BDS)\LIB\boost 配下へ。

最後にBDSを起動し、プロジェクト→デフォルト設定にて、コンパイラのインクルード検索パス及びリンカのライブラリ検索パスにそれぞれのフォルダを追加して完了。

以前にboostを使っていたプロジェクトは、パス設定も記録されているので再設定が必要になります。

参考


2008-05-17 komina