2006年9月現在、BoostC++はBDS2006には対応していません。BCB6ではSTLPortライブラリでしたが、BDS2006ではdinkumwareのものに変更になり、その対応がまだ行われていない状態です。
非公式ですがBDS2006に対応させるパッチが出ていたので、これを利用して導入してみました。このページは、その導入過程を記録したものです。
目次
用意したもの
- BoostC++のソース(boost_1_33_1.zip)
- bjam(boost-jam-3.1.13-1-ntx86.zip)
- パッチ(bcbboost-1_33_1-5_8_2-0.5.zip) コンパイル自体はBCCで行いますが、ビルドのためにmakeの代わりにbjamという専用ツールを使用します。一緒に入手します。
パッチをあてる
- ここより、bcbboost-1_33_1-5_8_2-0.5.zipをダウンロードします。
- boost_1_33_1.zipを解凍し、その内の boost, libs, tools フォルダに対して、上書きするような形でパッチをあてる。
- bjamにパスを通すor bjamをカレントフォルダへコピーしビルドする。
bjam -sTOOLS=borland "--prefix=C:\Program Files\Borland\BDS\4.0" install
- パッチ付属のドキュメントにあるように幾つか使えないものもあるようです。それについては未検証です。
参考図書
リンク
2006/09/22 komina