キッチンタイマーを一から作ってみます。その過程を逐次メモっていきます。
初心者の方に分かりやすいものにするのが目標。
目次
7セグLEDについて
表示機としてこの7セグLEDを使うことにします。
使用する7セグは、スタンレーのNAA105-B。鈴商で購入したものです。
アノードコモンの黒地にオレンジ色LEDという仕様です。
LEDは発光ダイオードとも呼ばれます。ダイオードの一種です。ダイオードは電気を片方向に流しやすい性質を持っています。LEDもこの性質を持っていて、正しく電圧をかけないと電気が流れず、発光もしません。正しい電圧のかけ方を順方向といいます。
このプラス側をアノード、マイナス側をカソードと呼びます。
この7セグはアノードコモンということなので、アノード側が共通端子となっていることが分かります。下図のようなイメージです。
もう一つ注意することとして、順方向に電気を流すときに一定以上の電位差が必要になります。
どのくらいの電位差が必要なのかはダイオードの種類によって様々で、データシートにVf[V] として書いてあります。この7セグの場合は、If=20[mA] の時にVf=2.2/4.4[V] となっています。
Vf=2.2/4.4[V] と2つの値が書いてあるのは、セグメントによってLEDが1個の場合と2個直列の場合があるからです。数字表示の部分が2個使い、ドットの部分が1個使いのようですね。内部回路はこんな感じでしょうか。
順方向電流と電圧の詳細な関係は、グラフが記載されています。
続く。
2007-03-13 komina