PIC16F818/819、PIC16F87/88、PIC18F1X20、PIC18F2220/2320/4220/4320など、割と新しいチップにはOSCCONレジスタとOSCTUNEによってコントロールされる内蔵クロックを持っています。
このクロックは工場出荷時に25℃で±1%の誤差に収まるように調整されています。使用環境によって±2〜3%の誤差になり、シリアル通信などで不具合が発生する可能性があります。そのための対策方法などがマイクロチップの方よりドキュメント番号AN244として公開されています。
OSCTUNEは、工場出荷時の状態にさらに±12.5%の調整を行なうレジスタです。上記のように一定のクロックを確保するための調整をアプリケーションで行なえるようになっています。
私が使用したPIC16F819の中に、内蔵クロックが目に見えて狂っていたものがありました。不良品なのか、使用過程で壊してしまったのか分かりませんが、通常はそれなりに精度があるものと考えて良さそうです。
2005/04/15 komina